01/28 近況



社台ファーム
マシン運動60分、常歩3000m、ダク1200m、周回コースでキャンター1200m、直線坂路1000m。馬体重497キロ。
長浜氏「ウッドの直線坂路でハロン20秒のところを乗られています。変わりなく順調ですね。前回から体重はいくらか増えていますが、見た感じの印象は違います。脂肪が抜けて体のハリがグンとアップしていますよ。このままの感じで進めていければと思います」

ラフィアンの近況では見慣れない「常歩3000m」やら「ダク1200m」の文字。あちらでは「坂路でキャンター1100m1本の運動をしています」だけなんですけど。記述を省略してるだけ…ではなく、実際いきなり坂路入り、若しくはWM→坂路なんでしょうが。他の育成場の近況を見るとラフィアンの特殊性(良いか悪いかは別にして)が分かって面白いなぁ。


馬自体は順調そうで何より。是非そのままの感じで進んでいただきたい。




↓↓体のハリが云々いわれてもな〜、葦毛じゃよくわかりません。



以下、自分用近況メモ




01/15(社台ファーム
マシン運動60分、常歩3000m、ダク1200m、周回コースでキャンター1200m、直線坂路1000m。馬体重490キロ。
長浜氏「この中間も変わりなく順調です。休まずハロン20秒のところを乗りこんでいます。乗りながら着実に力を付けてきている印象がありますよ。この調子ならさらに負荷を高めていけそうです」




12/28(社台ファーム
マシン運動60分、常歩3000m、ダク1200m、周回コースでキャンター1200m、直線坂路1000m。馬体重487キロ。
長浜氏「ダートの直線坂路でハロン20秒のキャンターを始めています。まだコロンとした感じで太めに映りますが、これから乗り込んでいくので問題ありません。走りには躍動感があるし、体の力は十分ですよ」




11/27(社台ファーム
マシン運動120分、ロンギ場での乗り慣らし訓練。馬体重489キロ。
長浜氏「ロンギ場での乗り慣らし訓練も終盤。そろそろ周回コースのキャンターに移行できそうです。まだいくらか手先は重めですが、乗り出す前だから仕方ないでしょう。元来、良いスピードを持っていそうな馬なので、乗り出してからが楽しみです」




10/30(ブルーグラス社台ファーム
マシン運動60分。馬体重488キロ。
担当スタッフ「馴致に入る前に馬房内で右飛節を打撲してしまい、その影響で他馬に比べて遅れが生じていますが、マシン内での馴致は順調にクリアしてくれたし、この時期の遅れは遅れのうちに入りませんよ。11月1日には社台ファームに移動するので、様子を見ながら乗り慣らしも開始できるでしょう。幹夫先生がお見えになった時も期待していましたよ。姉たちが頑張っているので続いてほしいですね」




08/14 
【2009.8月測尺】                     
馬体重445 体高152 胸囲170 管囲19.4

【予定育成先】
社台ファーム




【カタログ;血統紹介】
 2歳7月の函館芝1000m新馬戦で2着し、競走馬としてのキャリアをスタートさせた母オレンジブロッサムは、4戦目となる札幌芝1800m未勝利戦で初勝利をあげました。その後はなかなか勝ち鞍に恵まれず、4歳1月の小倉芝1200mで争われた500万下戦が2勝目にして最後の勝ち鞍となりました。しかし、5歳春まで全27戦を走り抜き、計9戦で掲示板を確保したタフネスと安定感には高い評価が与えられます。繁殖牝馬となってからは、芝のレースで2勝を記録している現役馬オレンジシュプール、やはり現役馬で、2009年5月の新潟D1200m未勝利戦で初勝利をあげたレッドリップスを輩出しています。トップクラスの種牡馬クロフネを父に迎えた4番仔オレンジブロッサム08は初の牡駒。クロフネ産駒らしい圧倒的なスピードを持つ、芝、ダート兼用馬に育ちそうです。
 母系は現代の名門のひとつで、オレンジブロッサム08の叔母には、オークスTR4歳牝馬特別(JPN2)などを制した強豪オレンジピール、仕上がりの早さと豊かなスピードで札幌3歳S(JPN3)を圧勝したメローフルーツという2頭の重賞ウイナーがいます。また、いとこにあたるラピッドオレンジはダート重賞TCK女王盃に優勝、同じくいとこのブラックコンドルもダート重賞の平安Sで2着しました。好調時に出走するレースでは、驚くほど強い競馬をしてみせることも、母系の特徴となっています。




【管理調教師コメント】
―― 馬を見てどんな印象をお持ちですか?

松永幹師 すごくいい馬ですね。放牧地での動きを見ていてもバネのありそうな、軽い動きをするんです。馬格はそこまで大きくはないけど、柔らかさがあって、バランスもいいですし。脚元もおかしなところはないですしね。

―― クロフネはご自身でも騎乗されてますが、どういうイメージですか?

松永幹師 クロフネは馬格があって、とにかくパワフルでしたよね。でも、この馬は、お父さんよりはもっと素軽い感じになるんじゃないですかね。走る馬の雰囲気はあると思います。白いクロフネは走るって言いますしね(笑)。

―― 使い出しはどうでしょう?
松永幹師 生まれも5月12日と遅いですし、そんなにあせることもないと思ってるんです。もちろん、成長度合いを見ながらになりますが、イメージとしては2歳の秋ぐらいですかね。よければ、もっと早く使う可能性もありますけど。

―― 適性はどのあたりですか?

松永幹師 最初はやっぱり芝を使いたいですね。マイルから2000mぐらいが合いそうな気がしますよ。

―― 目標を教えてください。

松永幹師 もちろんクラシックです。血統を見ると、兄姉ももっと走っていい感じはしますしね。距離も、中距離までは問題なくこなしてくれると思いますし、なんとかダービーを目指して頑張ります。




【生産牧場コメント】
―― 母オレンジブロッサムの産駒には、クラブ所属馬でもあるオレンジシュプールやレッドリップスといった中央競馬勝ち上がり馬がいますが、オレンジブロッサム08と姉たちの違いは何かありますか?

「オレンジブロッサム08は、父クロフネ譲りの、逞しい筋肉に覆われた、厚みのある胴の持ち主で、馬体面から見ると、姉たちとはちょっと違った印象がしています。ただ、バランスの取れた骨格を基礎とする伸びやかな身体付きは、姉たちにも共通する、この母系に特有のものでもあるんですよ」

―― 厚みのある胴体のほかに、クロフネ産駒の馬体面の特徴は、なにか出ていますか?

「まず、重心の低さといったことがあげられますね。それから、筋肉量が豊富ながっしりとした上体の持ち主でも、四肢の造りに狂いがなく、脚元の不安が軽減される。そんな特徴もオレンジブロッサム08には出ています」

―― オレンジブロッサム08の放牧地での走りや、普段の歩様はどんな感じですか?

「ゆったりとした動きから、力強い踏み込みを見せています。放牧地で見せる走りは、とてもパワフル。芝、ダートの双方でG?タイトルを獲得した、父クロフネを彷彿とさせる大物感を醸し出していますよ」

―― 性格的には、どんな若駒ですか?

「常に前向きで、負けず嫌いな性格をしています。この精神的な強さは、競走馬になって必ず活きてくると思います」

―― 競走馬オレンジブロッサム08に対して期待するところは?

「パワーとスピードに優れていて、脚元の丈夫さも備えている。まずは、コンスタントに好成績を収めることを望みたいです。そのうえで、重賞タイトルを獲得してくれれば、本当にうれしいですね」